
【薬王院温泉寺】は、地元の人から「お薬師さん」と親しまれている古刹です。
神亀2(725)年、行基上人が白山登山の折に温泉を発見し、温泉守護の為に「薬師如来、日光月光両菩薩、十二神將」などを彫ってお堂を建立したのが始まりだと言われています。
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「あいうえおの小径」には、観音様や明覚上人を供養した五輪塔(国指定重要文化財)などが建っていて見所のある遊歩道となっています。

隣接する【服部神社】を併せてご祈願巡りをお楽しみ下さい。
たっぷり歩いた後は、開湯から1300年の歴史ある山代温泉でゆっくり癒されて下さい♪
※すこし怪しげな森のようになっているので、日が暮れてからの女性の一人歩きはおススメ出来ません。
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山門

朱塗りの山門が、山代温泉の街に映え素敵な空間となっています。
仁王門

山門の先には、立派な仁王門があります。

表門には迫力満点の「阿形・吽形」仁王像が安置されています。
阿形は怒りの表情を顕わにし、吽形の方は怒りを内に秘めた表情で、寺院の境内を守る役目をしてくれています。
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十二支(えと)守本尊




仁王像の裏門には8体の十二支の守り本尊が安置されています。生まれ年によって守護してくれる仏様が決まっているようです。
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境内のご案内
地蔵堂

金毘羅堂



本堂へ向かう階段の手前に観音堂と手水舎があります。

慈光観音堂

手水舎

カエルの手水舎です。お隣の服部神社は鳥の手水舎でした。どちらも珍しいです(^.^)
本堂

山門と同じく朱塗りが鮮やかな本堂です。
こちらに来たのが12月でした。冬支度なのか大きな仕切りで本堂が囲われていたので、本堂全体を見る事が出来ませんでした。





本堂を出て奥に進むと、四国八十八か所を模した「あいうえおの小径」があります。
ここからは階段や登坂を進みますが、軽い山道のようになっています。女性お一人様で頂上まで登るのはお勧め出来ません。暗くなるとさらに足場も悪くなるので、明るいうちにお入り下さい。
鐘堂と行基菩薩像


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大師堂

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あいうえおの小径(遊歩道)



薬王院温泉寺の住職となった明覚上人は、五十音図の創設者と言われています。
それにちなんで、「百度石」先の階段には、ひらがなや漢字で文字盤が張り付けてありました。一文字ひともじ読みながら進むのも良いかもしれませんね。。。
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不動明王


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白寿観音像

白寿とは99歳のこと。
白寿観音様のご利益は、延命長寿やぼけ封じとされています。
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明覚上人供養塔堂(明覚上人供養塔 国指定重要文化財)

僧侶「明覚上人」は五十音の創始者と言われ、明覚上人を供養した五輪塔は、国の重要文化財に指定されています。




まだ奥へと階段は続きますが、この時は私一人だったので、不安を感じ先に進む事が出来ませんでした。
寺務所

薬王院温泉寺と服部神社の間にある門の側に「寺務所」があります。御朱印はこちらで頂けます。
服部神社と薬王院温泉寺の間の門

山門前の広場


駐車場
駐車場の場所が分からず地元の方に尋ねた所、徒歩で2分ほどの場所に停められるよ!との事で、専用の駐車場ではありませんが、教えて頂きました。




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朝の勤行

山代温泉に宿泊した際に、早朝散策に出掛けてみると、朝の勤行に出会うことが出来ました。

響き渡る鐘の音や、お坊さんの般若心経がとても心地良かったです。
隣接する【服部神社】
【服部神社】機織の神様をお祀りする神社(山代温泉)
| おすすめ | ★★★★★(5点) |
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| 感想 | 開湯から1300年の歴史がある山代温泉の中にあるお寺です。朱塗りの山門や本堂が素晴らしく、境内には御祈願スポットが点在します。本堂を過ぎ奥に進むと、国指定重要文化財の明覚上人供養塔などもあり軽い散策コースとなっています。 |
| 住所 | 〒922-0242 石川県加賀市山代温泉18-40甲 |
| 電話番号 | 0761-76-1155 |
| 営業時間 | 拝観時間(8時30分~17時30分) |
| 定休日 | 無 |
| 駐車場 | 専用の駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。(本文に記載有り) |
| 拝観料 | 無料 |
| 備考 | ホームページはこちら |