主君の足手まといになりたくないと
この尼御前岬には、源義経に関する伝説が伝えられています。
義経の一行は、兄の頼朝に追われ、都から逃れ奥州へと落ちにびる際にこの海岸に辿り着きました。
安宅の関は看守の取り調べが厳しいと聞き及び、義経に同行していた尼は、これから先の旅路の邪魔をしたくないと、主君の無事を祈って、この岩頭から身を投じてしまいました。
この伝説から、尼の名をとり【尼御前岬】と呼ばれるようになりました。
日本海の荒波が造り上げた造形美は、荒々しくも美しくため息が何度も出てしまうくらい素敵でした。
以前は、岩場まで行く事が出来たようですが、現在はロープや柵が張っていて、行けないようになっています。この日は釣り人がいましたが、釣りも禁止の立て看板がありました。
尼御前
岬に出るまでの公園内に、海を背にして尼御前の像が建っています。
とても美しい女性の像です。
【尼御前岬園地】の案内図
園地内には、無料駐車場、トイレ、東屋(石碑)、尼御前像、遊歩道、芝生広場があります。
以前に、岩場の崩落や事故があり絶景スポットには柵やロープが張ってあり入る事が出来なくなっています。天候などにも注意してお出掛け下さい。
北陸自動車道の尼御前SAから岬まで行く事も出来ます。休憩観光にもおススメです♪
岬までの行き方
入り口から入ってすぐに駐車場(無料)とトイレが設置されています。
この奥に進むと遊歩道への入り口が見えて来ます。
遊歩道へは2か所入り口がありました。
右側の遊歩道から
まずは、四阿がある右側の遊歩道から入ってみました。
遊歩道は整備され、アップダウンも少なく歩きやすくなっています。
こちらからは、奇岩は見る事が出来ず、海を眺めながら散策する遊歩道となっています。
左側の遊歩道へ
次は左側の遊歩道へ入ります。
こちらは、芝生の広場と海が一望出来るベンチがありました。
ベンチの奥の景色が尼御前岬の絶景スポットです。
綺麗なグラデーションのような岩肌が見え、珠洲岬のように人の手が加えられていない自然の素敵な景色を見る事が出来ました。感動です(^.^)
一部、崩落して木の根がむき出しになっています。
階段がありますが、以前と違い今は下に降りたり、岩の方へ行く事すら出来なくなっています。
この景色も、柵の奥に行かないと見れません...
岩場の景色の反対側は、海水浴場などが見渡せます。
尼御前サービスエリア
北陸自動車道 尼御前サービスエリアから、尼御前岬まで遊歩道が整備されているので、高速走行の休憩に岬まで行く事が出来ます。
逆に、高速にのっていない人も、サービスエリアが利用でき、岬に行くまでのトイレ休憩が出来ます♪
以前は、岩場まで降りる事が出来たので、絶景スポットを間近で感じる事が出来ましたが、災害や事故などの影響で柵が張り巡らされてしまい、絶景鑑賞には物足りないって方もいらっしゃるかもしれません。
おすすめ | ★★★☆☆(3点) |
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感想 | 尼御前の悲話が言い伝えられ、義経伝説の人場面となった場所です。日本海の荒波が織成す岩場の景色はとても素敵です。 |
住所 | 〒922-0551 石川県加賀市美岬町 尼御前岬 |
電話番号 | 0762-72-7892(加賀市市民生活部環境安全課環境政策係) |
営業時間 | 24時間(天候の悪い日や暗い時間はお避け下さい) |
定休日 | 無し |
駐車場 | 無料駐車場あり。 |
備考 | ホームページはこちら |